平成の大改修
小田原城天守閣は、昭和35年(1960)に市制20周年記念事業として復興されたものです。
復興から既に50年以上が経過しており、耐震診断の結果、今後継続的に使用するためには耐震補強が必要であるとされたことから、来館者の安全確保のため平成27年7月から平成28年4月にかけて工事を行いました。
復興から既に50年以上が経過しており、耐震診断の結果、今後継続的に使用するためには耐震補強が必要であるとされたことから、来館者の安全確保のため平成27年7月から平成28年4月にかけて工事を行いました。
改修内容
耐震補強工事
各階に耐震ブロックを設置して耐震性能を強化しました。
屋根・外壁工事
破損部分などの補修および外壁の全面塗装を行い、安全性の確保及び景観の向上を図りました。
空調設備工事
来館者の快適な観覧環境の確保や展示物の保存状態を改善するため、空調設備を導入しました。
展示リニューアル
耐震壁の新設により、展示面積が大幅に減少するため常設展示を全面的にリニューアルしました。
展示リニューアルの見どころ
1階では江戸時代の小田原城、2階では小田原北条氏の歴史や戦国時代の小田原城の様子を紹介するなど、小田原城を中心に、小田原の歴史的魅力を伝えるストーリー性のある展示になりました。
また最上階では、江戸時代の小田原城天守にまつられていたとされる摩利支天像を安置しています。
また最上階では、江戸時代の小田原城天守にまつられていたとされる摩利支天像を安置しています。
「 摩利支天像」安置空間再現!
小田原城天守模型の調査などから、江戸時代の小田原城天守最上階には、武士の守護神として信仰されてきた摩利支天像がまつられていたことが明らかになりました。
5階では、かつての小田原藩有林を中心とした小田原の木をふんだんに使い、当時の天守最上階の一部を再現しています。
5階では、かつての小田原藩有林を中心とした小田原の木をふんだんに使い、当時の天守最上階の一部を再現しています。
より分かりやすく!親しみやすく!
グラフィックによる説明を大幅に増やしました。
小田原城や小田原北条氏についての歴史を分かりやすく学べます。
小田原城や小田原北条氏についての歴史を分かりやすく学べます。
映像もパワーアップ!
1階にシアターを設け、小田原城の魅力や小田原北条氏の足跡をギュッと凝縮!
触れる展示も!
小田原北条氏のシンボルともいえる虎朱印を押したり、甲冑姿になる体験展示も充実。
お子さまにも楽しめる展示内容です。
お子さまにも楽しめる展示内容です。
施設も充実
ミュージアムショップがオープン!
これまで最上階にあった売店は1階にミュージアムショップとしてオープン!
Wi-Fi環境の整備!
館内に無料Wi-Fiスポットを各階に整備し、利用者が気軽にインターネットを利用できる環境を提供。
多目的トイレなどの整備!
乳幼児対応やオストメイトなどの利用などを考慮した多目的トイレを新設。